フィリピンの電動三輪タクシー事業がとん挫した理由
電動バイクで世界ナンバーワンになる。事務所は狭かったが、そこで徳重が口にする夢は誰よりも大きかった。すでに台湾やベトナムには、テラモーターズは進出を果たしており、フィリピンでは電動三輪タクシー事業の入札に参加。前途に強い手ごたえを徳重は感じているようだった。
「まずフィリピン市場をテラモーターズが押さえる。そうしたら次は、他の国でも販売するんです。EVだから環境に優しいし、中国製みたいに安かろう悪かろうじゃない。そのうち東南アジアのバイクは全部テラモーターズ製になりますよ。必ずしてみせます」
ここから先は無料会員限定です。
無料会員登録で今すぐ全文が読めます。
今すぐ無料会員登録
プレジデントウーマン無料会員の4つの特典
- 30秒で世の中の話題と動きがチェックできる限定メルマガ配信
- 約5万本の無料会員記事が閲覧可能
- 記事を印刷して資料やアーカイブとして利用可能
- 記事をブックマーク可能
ログインして続きを読む
『常識を逸脱せよ。』(プレジデント社)
世界第2位の経済大国だった日本はどこへ行ってしまったのか?
再びグローバル企業を生み出すために必要なイノベーション思考とは
早稲田大学ビジネススクール教授 入山章栄氏推薦!
「徳重さん、最高です!
知識を得る本ではない。
志、覚悟、執念の大事さに気づく本だ。」
-----
ドローンビジネスに出合ってから
わずか1年足らずという圧倒的なスピードで事業化。
その後も常軌を逸した海外M&Aや資金調達を推し進め、
2024年11月29日、東証グロース市場に上場を果たしたTerra Drone(テラドローン)。
創設者の徳重徹は黎明期のドローン市場を
いかにして切りひらいたのか?
◆新規ビジネスのチャンスを掴む戦法
◆伸びる市場を見極める観察眼
◆修羅場をくぐりぬける突破力
◆超巨大企業の信用を勝ち取る交渉術
……ほか、世界へ挑み続ける男の
普通じゃない経営哲学が凝縮された一冊。