「学校に行きたくない」と言われたら…

これは不登校に限りませんが、子どものことで何か不安になったときは、「どこまでが親である自分の不安で、どこからが子どもの問題なのか、もしくは問題ではないのか」という視点に立つことが大切です。

その視点に立てるようになると、ただ学校に行けないことで、将来どうしようと親が先回りして不安になっているだけで、子どもは元気で楽しそうに家で過ごしていて、現時点で特に問題はない、という結論になることもあります。

もし子どもが「学校に行きたくない」と言った時、わたしだったら「そっか。そう思うときもあるよね。理由話せそうだったら聞いてもいい? お母さん(お父さん)が、何かあなたにしてあげられることはある?」と答えます。

対話
写真=iStock.com/kazuma seki
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「なんとなく」でもまずは受け止める

もちろん、学校に行けない理由は子ども一人ひとり違うので、この答えだけが正解というわけではありませんが、決して、理由も聞かずに「そんなこと言わないで学校はいくものだから行きなさい」や、「行きたくない理由がないなら行きなさい」という対応はやめてほしいです。

子どもは大人よりも考えを言語化する力がまだまだありません。なんとなく行きたくない、という感情もまずは受け止めてもらえたという安心できる経験が大切です。

親というのは、子どもよりも経験が豊富なので、先を考えて不安になることがあります。でも、考えてみてください。わたしたち親世代が生きた時代と今では、様々なことが変わってきています。会社にいって働くのが当たり前の時代から、家にいながらオンラインで仕事ができる人も増えてきています。必ずしも集団生活で、社会の中で人に揉まれて成長しなければいけないわけではないのです。