不登校になる理由は一つじゃない
不登校の背景にはさまざまな要因があります。
わが娘のように、発達の特性により集団生活が苦手な子もいれば、知的な遅れや限局性学習症(学習障害)のために勉強が分からなくてしんどくなる子、クラスメイトや先生との相性が悪くて行けなくなる子、家庭の中が安心できる環境でない子(貧困や虐待)など、不登校の要因はさまざまです。
学校にうまく適応できないために不安になっている子どもは多いと思いますが、一方で、家族も不登校を問題だととらえなければ、子どもも不安にならず、自ら不登校を選択できている子どももいます。
お腹の痛みはSOSサインかもしれない
「学校に行く時間になるとうちの子お腹がいたくなるんです」「ほんとかどうかわからないんですけど」と不登校や登校しぶりのお子さんを連れて私のクリニックを受診する親子はたくさんいます。
ここで、注意していただきたいのが、「仮病だと捉えることに何もメリットはない」ということです。まず、子どもというのは、大人よりも「ストレスが身体症状(腹痛や頭痛や吐き気など)に現れやすい」ということを知ってほしいのです。
もしかすると、お腹の痛みが心の痛みからきている可能性もありますが、それは大事な「助けて」のサインかもしれないのです。
どうか、「熱がないなら行きなさい! 学校いったら治るからとりあえず行きなさい! どうせ学校行きたくない言い訳でしょ!」などと言わず、寄り添ってあげてくださいね。
子どもが「お腹が痛い」と言っていたら、「痛いんだね。お母さんお父さんに何かできることある?」と声をかけてあげてみてください。わかってもらえたという安心感で、痛みが軽くなることもあります。
これって大人も同じですよね。出産の時など、パートナーや助産師さんに手をにぎってもらうと少し痛みが緩和するという経験、きっとみなさんもしていると思います。それと同じです。


