親が絶対にしてはいけないこと

子供部屋の片づけは、あくまでも子供主体で行うようにしてください。子供自身が片づければ、どこに何を片づけたか把握できて、それが管理能力向上につながります。

窓のそばの学習デスク
写真=iStock.com/窓のそばの学習デスク
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とはいえ、最初は親のサポートが必要。その際に絶対にやってはいけないのは「いる」「いらない」の判断を親がすることです。間違えても勝手に捨てちゃダメですよ。

一方でよくあるのが、子供が捨てているものに対して、「それ高かったのに」「まだ使える」なんて、いらないアドバイスをすること。失敗も経験です。子供自身が「あのとき捨てちゃって失敗した」と思えば、次は考えると思うんです。

ですから親は言いたいことがあっても、ぐっと我慢して、本人がそれでいいならいいんじゃない、とそこで一回終わらせましょう。

また、片づけを怒るツールにするのもNGです。

一度片づけても、すぐに散らかることはよくあること。そこで親は、つい子どもに「結局、あなたは三日坊主よね」なんて言ってしまいがち。そうではなく「2日続いたからOK」と、前向きな言葉をかけるようにしましょう。片づけを怒るツールにすると、片づけが嫌いになるだけ。できたことにフォーカスして、褒めてあげてください。

そして子供の片づけを習慣化するには、何よりもまず親が片づけることです。

親が片づけていれば、子供も興味を示し、それが家全体に派生します。とはいえ、子供は自分からいきなりはやらないので、まずは一緒にやろうという声がけからスタート。

片づけを始めたら、子供のやりたいようにやらせる。ぜひ春のうちに親子でトライしてみてください。