成功する人は子供にどんなお金の使い方をしているか。歯科医師で経営コンサルタントの多保学さんは「お菓子やおもちゃなどに浪費してしまうため、私は子供には現金を一切与えない。子供には様々な体験をさせてあげることで、より人生が豊かになると考えている」という――。
※本稿は、多保学『1億円かけて学んだ成功する人がやっていること』(日本実業出版社)の一部を再編集したものです。
大切な人に「経験」をプレゼントする
私が大好きなお金の使い方があります。それは、大切な人にプレゼントをすることです。このお金の使い方は、ある尊敬する歯科医師の先生から教わりました。
どんなものをプレゼントするかというと、旅行や食事などの「経験」です。
旅行であれば、大切な人に「旅行に行っておいで」とプレゼントします。食事の場合は、一緒に食事をしたり、あるいは「大切な人と食事に行っておいで」とプレゼントします。
プレゼントするのは、自分が経験して良かったと思えるホテルやレストランです。自分が経験して良かったことを、大切な人にも味わってほしいという思いからです。
物をプレゼントすることもあります。例えば本や、好きなアロマや、おいしい味噌をあげたり、誕生日や記念日に花やワインを贈ったりします。贈る際は、必ず手紙やメッセージをつけるようにしています。
お金そのものや、金券、ブランド品をプレゼントするようなことはしません。自分が良いと思った物をさり気なく渡すようにしています。金額的な価値よりも、感謝の気持ちを伝えることを大事にしているのです。