「要」「不要」の見極めが難しいものは?

今すぐ捨てていいか見極めが難しいものは、箱を一つ決めて、そこに入るものだけとっておく! とするのがおすすめ。日付シールを貼って「半年だけ」など、期限を決めるとよいでしょう。

要不要の仕分けが終わったら、いよいよ部屋の片づけです。

子供部屋を片づける際のポイントは、次の5つとなります。

勉強効率があがる! 片付けのコツ5つ

ポイント①利き手を考慮する

右利きの子は右側、左利きの子は左側に、よく使うものを置いたほうが取り出しやすく、しまいやすいですよね。

よく使う教科書や参考書、ペン立てなどは、その子の利き手に合わせた場所に収納を。デスクライトも同様に、右利きの子は左側、左利きの子は右側から照らすようにしましょう。

ポイント②ゴールデンゾーンを意識する

人の体の、あごから膝までがゴールデンゾーンと呼ばれており、この高さにあるものは取ったり戻したりしやすいといわれています。

よく子供がランドセルをほったらかしにしている……と嘆く親御さんがいらっしゃいますが、よくよく聞くと、ランドセルをしまう場所がいすの下や棚の上など、ゴールデンゾーンから外れていることがほとんど。

それでは、子供はしまいにくく、定位置に戻す癖がつきづらくなります。子供がしゃがんだり、背伸びしなくても置けるゴールデンゾーンを意識した高さに、ランドセル置き場を決められるとよいでしょう。

ポイント③紙類は立ててしまう

片づかない部屋の典型例は、紙が積み重なって高~くなっていること。平らにおいていい紙は、プリンターの用紙だけです。基本は立ててしまうを徹底しましょう。立てずにしまうと、一番上の紙以外は何なのかがわからなくなってしまうからです。

子供のプリントやテストが積み重なっていると、見返しもできません。紙類は、クリアファイルに分類し、立ててしまうのが鉄則です。

ポイント④誘惑は「視界の外」に

勉強に集中できる机周りにするには、子供が机に向かったときに、視界に気の散るものが入らないようにすること。

図書館に行くと、なぜ勉強がはかどるのでしょうか。それは周りに気の散るものがないからです。机に向かったときに、ゲームやおもちゃが見えると、やはり気になります。

勉強に関係ないものは、背後にしまっておきましょう。

ポイント⑤学習机の引き出しは空っぽに

学習机には、たいてい浅くて広い引き出しがついています。この引き出しの用途をご存じですか? この引き出しは、作業中のものをいったんしまうためのものなのです。

私が子供たちに徹底していたのは、寝る前に机の上をきれいにし、翌日の準備までしなさいということ。

朝起きてから、準備するとバタバタして忘れ物をするし、学校から帰って机の上がグチャグチャだと、勉強する気になりません。でも、ときにはやりかけのこともあります。

そんなときには、この引き出しにいったん入れておく。片づけて、区切りをつけるという意識が大事なのです。だから、この引き出しは、いつも空にしておきましょう。