「褒める」でも「叱る」でもなく、「正しい理解」から

加藤俊徳『子どもの脳は8タイプ 最新脳科学が教える才能の伸ばし方』(SBクリエイティブ)
加藤俊徳『子どもの脳は8タイプ 最新脳科学が教える才能の伸ばし方』(SBクリエイティブ)

親の目に「困ったな」としか映らなければ、脳に何らかの課題があるように思えても無理はありません。当クリニックにも、問題行動を起こす我が子を理解できず、「この子の脳はどこかおかしいのでは?」と不安を抱えている親御さんが多くいらっしゃいます。

でも、本質的には「欠陥のある脳」は存在しません。子どもはみんな個性的で、脳が表現している個性はさまざまです。親からすると「困ったな」と感じるような事柄であっても、ほとんどの場合において、子どもには親や周囲の人たちを困らせるつもりなどなく、ただ自分の脳特性を精一杯、発揮しながら生きているだけなのです。

そしてその子の問題行動の裏にある才能が見つかれば、もうよその子と我が子を比べている暇などありません。

おのずと子どもに対する接し方や言葉がけなどが変わり、すると子どもは、よりのびのびと自由に育ちます。何より子どもに関する悩みや不安、フラストレーションが少なくなり、親子ともに楽になるはずです。すべては「正しい理解」から始まります。子どもの素質を深く理解し、才能を伸ばしていきましょう。