家族の団欒に“ニュースの話題”を話してみる

ただ、最近では新聞を購読している家庭が減っているかと思います。そのための第一歩として、ネットのニュースサイトや新聞のアプリを活用するのをおすすめしています。最初は自分の関心のある内容だけでもいいですが、世間や社会全体で話題になっているニュースも見るのが大事です。それらを家庭内の会話に取り入れるだけでも、大きな違いが生まれます。

西岡 壱誠、東大カルペ・ディエム『東大生が読み解く ニュースが1冊でわかる本 2025年版』(TAC出版)
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また、東大生の家庭では、小学生新聞を読んでいたという人も多かったです。例えば『朝日小学生新聞』や『読売KODOMO新聞』などは、子ども向けに分かりやすく時事的な話題を解説していて、大人が読んでも学びがあります。一緒に眺めながら「こんなことあったんだって!」と気軽に声をかけてあげると、親子でニュースについて話す時間を作ることになるので、親しみを持ってもらいやすいです。

さらに、読むだけでなく「それについてどう思うか?」を話し合うことも重要です。自分なりの意見を考えてもらい、親子でディスカッションすることで、思考力を養うことにもつながると思います。これは家庭での会話の時間を増やすことにもつながりますし、我が子がどういうことを考えているのかを知る機会にもなります。

東大生が幼少期にやっていたように、家庭の日常にニュースを取り入れて親子で会話をすることが、時事問題に強く、自分の頭で考えられる子を育てる鍵になると思います。今後の入試の出題傾向を踏まえても、こうした家での取り組みがますます重要になっていくでしょう。ぜひ、食事時間やお風呂、ちょっとした家族のだんらんの中で、時事ニュースの話題を取り入れてみてください。