行き先はニュージーランドや東ティモールにも
インフィニティ国際学院は、学校教育法第一条に定められた学校ではない。つまり、当校単体では、高卒認定資格が得られない。しかし、広域通信制高校(八洲学園大学国際高等学校)と連携し、高校卒業資格を取得できる仕組みを構築している。そのため、当校では決められた教科学習をするのではなく、多くの時間をさまざまな土地でのプロジェクトに費やすことができる。
基本的には4週間単位でテーマとフィールドを変え、8週間経過したタイミングで、約1週間自宅に戻り休息する。高校3年間で、なるべく多く異なる国や土地に行けるよう、行き先はアレンジされている。
取材に訪れた4月はチームビルディングのタイミング。中高生で協力して「森プロジェクト」を始動させていた。森プロジェクトとは、昨年から始動している上川町から借りている森(通称「インフィニティの森」)をどう利活用するかを生徒たちが考えて、プランを立て、実行する取り組みだ。
資金調達から設計、業者への依頼も生徒だけで
プロジェクト1日目は、インフィニティの森に新たに何を作るかを生徒たちが個人で考えて、発表を行った。
聞けば、昨年は生徒たちがクラウドファンディングを実施して、資金を調達して、ログハウスを作ったという。クラウドファンディングでは、115人の支援者から約130万円の援助が集まり、自分たちでログハウスの設計、木材の切り倒し、運搬、加工業者への依頼などすべてを行って建てたというから驚きだ。
当校ではこのように多様な取り組みが行われているが、それぞれがどんなコアマインドとコアスキルに結びつくかをチューターが示していく。
森プロジェクトは、「ビジョン構築力につながります。また、自分が何をしたいのかを追究する姿勢の中では、自己理解力が育まれます。こだわり抜いて、プレゼンをしたり実際に作り上げたりすることは自己成長につながっていきます」とチューターは言う。
こうした導きや解説を基にしながら、生徒たちは森に何を作るのかを検討し、自分の活動を価値づけていた。



