最大の敵は固定観念や思い込み

7 不要なモノを減らす

不要なモノが沢山あると管理する手間が発生します。片づけにも時間がかかりますし、必要なモノも使いにくくなります。

旅行中に必要なモノだけに囲まれると、とても快適で幸福を感じることでしょう。ぜひご自宅でも必要なモノだけに囲まれる暮らしをしてみてください。

昔必要だったモノやいつか使うかもしれないモノを大切にするのではなく、今をもっと大切に、今をもっと快適に暮らすことをおすすめします。

8 不要なコトを減らす

不要なモノ同様、不要なコトも減らしましょう。やらなくても済むことを絶対にやらなくてはいけないという固定観念や思い込みで行ってはいないでしょうか?

例えば、わが家では洗濯物を干すことをやめたとお話しましたが、たたむこともやめました。乾燥はドラム式洗濯乾燥機に任せ、たたまずに引き出しにポイポイ入れています。

家事は人の手でやるべきだと思い込んでいませんか? 家電に任せられることは任せ、やらなくても不便のないことはやめてしまいましょう。

まとめ

わが家は6人の子どもがいるので、いかに家事をシンプルに楽に生活の満足度を上げるかということを常に考え改善し続けてきました。今ではとことんシンプルになり、とても楽に楽しく家事ができています。子どもたちも一人ひとり自分ができる家事を行うことで家族としての一体感も生まれている気がします。とはいえやはり一番家事を行っているのは私ではあるのですが、それは私の大事な仕事であると思っています。でも、困ったときはお願いしたりすることもあり、家族みんなで協力して家事ができるのは本当にありがたいです。

結局のところ不満が出る原因は話し合いやコミュニケーションの不足にあるのではないでしょうか。仕事のつもりで、家事についての話し合いや業務のすり合わせをする時間をつくってみましょう。家事を楽にする工夫についていろいろとお話しました。ぜひ家族で協力して、みんなが笑顔で暮らせる家庭経営を目指してください!

橋本 絵美(はしもと・えみ)
はしもとFPコンサルティングオフィス 代表

6人の子どもを持つママFP&お片づけプランナー。福岡県出身。小さな頃から「大家族のママになりたい!」という夢を持ち、慶應義塾大学商学部卒業後、学生時代から交際していた夫と結婚。現在、中学2年生から3歳まで2男4女の子育て中。