お金のプロがモヤモヤしていることとは

それでは最後に、プライベートの場で、私自身、少しモヤモヤしていることについて書いておきます。

それは、聞けば何でも教えてくれるとばかりに、頻繁に、情報のタダ取りをしてくる人です。

もっとも、「ちょっと聞きたいんだけど……」と、たまに聞かれるくらいであれば、こちらも頼られて悪い気はしませんし、できる限りはお答えするようにはしています。

しかし、明らかに度を過ぎての頻度で来られると、困ってしまうわけです。

先日も、「週1回くらいで投資の情報交換をしないか?」と言われました。

情報交換と言っても、その人は投資経験ゼロなので、これはどう考えても、私が一方的に情報を提供するだけなのは、目に見えています。

もともと、そのような人の存在にはモヤモヤしていたのですが、ここ最近、プライベートでの投資絡みの話題が増えるに伴い、そんな情報タダ取りに直面することが増えてきたのです。

情報をタダ取りする人へ、お金のプロの対処法

そのような(頻繁な)情報のタダ取りは、ほぼ間違いなく、プライベートの場で発生します。

お金が絡むビジネスの場では、情報も有料ということは広く認識されているせいか、仕事関連ではほとんど発生しません(例外もありますが)。身内・友人・知人が相手のプライベートだと、ついつい油断してしまうのでしょうか。

コンサルタント業の方など、とくに無形のサービス提供を生業とされている人の中には、「ちょっと教えてよ」と、頻繁に友人や知人から言われて、(無下に断れないケースも多くて)モヤモヤしている方も多いかと思います。

そんな情報タダ取りにうやむやに対応していては、ずっとモヤモヤしたままです。そして、私もずっとモヤモヤしておりました。

ただ、最近は、プライベートでの投資談義が増えてきたこともあり、度を過ぎるような場合には、「普段、有料で投資相談などをやっていて、もし、無料でやってしまうと、他のお客様に怒られてしまうので、残念ながらできない」といった文句で、ハッキリと断るようになりました。

今のところ、この当たり障りのない断り文句で、上手く断ることができています。

藤原 久敏(ふじわら・ひさとし)
ファイナンシャルプランナー

1977年大阪府大阪狭山市生まれ。大阪市立大学文学部哲学科卒業後、尼崎信用金庫を経て、2001年に藤原ファイナンシャルプランナー事務所開設。現在は、主に資産運用に関する講演・執筆等を精力的にこなす。また、大阪経済法科大学経済学部非常勤講師としてファイナンシャルプランニング講座を担当する。著書に『株、投資信託、FX、仮想通貨… ファイナンシャルプランナーが20年投資を続けてみたらこうなった』(彩図社)など。