※本稿は、キム・ダスル 著/岡崎暢子 訳『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』(ダイヤモンド社)の一部を再編集したものです。
心が疲れているときほど無視すべき3つのこと
心が疲れているときほど、次の3つのことは徹底的に無視しよう。
1.他人のうわさや悪口
自分の生き方に不満がある人ほど他人のうわさ話をしたがる。本当に充実している人は自己研鑽に忙しく、他人のどうでもいいことに関心がないもの。うわさ好きな人って単にコンプレックスの塊で、他人の悪口を言って優越感に浸っているだけ。だからそんなやつらに何か言われても気にすることはない。そんな連中のことで悩むために、時間という貴重なリソースを割くなんてもったいない。
2.他人からの嫉妬
もし誰かに嫉妬されているようなら、あなたが今とても成功している証拠だ。嫉妬の感情は自分より低レベルだと思う人間に対しては生まれないものだからだ。安物のバッグはうわさにも上らなければコピー商品が出回ることもないけれど、ブランド品はそうじゃない。つまり、そういうこと。
3.自分の弱さを否定すること
世の中には、強靭なメンタルの持ち主という人種が存在しているように思うけど、実際はそうじゃない。彼らは絶えずメンタルを整えているだけなのだ。メンタルは誰だって揺れ動くもの。強く見える人は、その揺らぎを表に出さず、心の中で静かに整え直しているだけだ。
メンタルが揺らいでも、崩れないで。
揺らいだって、そのたびに立て直せばいい。
気分は何度でも整えることができる。
縁を切るなら、キレイさっぱり断ち切る
キレイさっぱり別れることにした――。あまりにも冷静で冷たいやつだと思われるかもしれない。血も涙もない人間だと恨まれるかもしれない。急に手のひらを返されたようで相手は傷つくかもしれない。
だけどこちらだって数えきれないほどの迷いを断ち切って決心したのだ。一度は心が通い合った人に対して背を向けるなんて、生半可な気持ちじゃできないから。
同じ過ち、思いやりのない態度――。繰り返されるたびに何度もがっかりさせられてきた。本当は違うと信じ、今度こそ変わってくれると期待し、ずっとがまんし続けた。じっと待って、サインを送り、話し合った。本音を打ち明け、誓い合ったこともあった。それでも変わることはなかった。チャンスはいくらでもあったのに。
少しはマシになったかなと思っても、すぐに元通りになった。そのたびに傷ついてきたのは自分のほうだった。だから冷たいと思われても断ち切るしかなかった。自分を守るために。そして、自分のせいでつらい思いをしている周りの人たちのためにも。
ただ縁を切るだけじゃダメ。相手に関するすべてを削除し、ブロックしなければならない。それでようやく相手のために傷つかずに済むようになるから。