国民的人気者・羽生結弦の離婚には同情しかないが…
男子プロスケーター羽生結弦さんの離婚報道を見たとき、正直なところ彼にもお相手の方にも同情しかなかった。
過熱したマスコミ取材や、一部ファンの迷惑行為から「お相手もお相手の家族も守れないから離婚した」という彼の声明が出されたにもかかわらず、本当の離婚理由をめぐる報道の第2波、「そもそも偽装結婚だったのでは?」「お相手とゆずママの折り合いが悪かったからでは?」なんて臆測まで飛び交っていた。なので、国民的人気者というものは大変だなぁと、特にファンでもない私は、遠巻きに心中お察ししていた感じだ。
ただ、この騒動を見てからというもの、連日母上と共にバッシングされながら、わが国の元プリンセスとゴールインした小室圭氏に何度か思いを馳せてしまった。羽生氏とは色々と違うので比べられるものじゃないのだが、海外に行っても報道陣に追いかけまわされ、誹謗中傷を受けながらも愛を貫いた男、小室圭。今更ながらその胆力たるや、日本が手放してはならない逸材だったのではないだろうか……と。たぶん気のせいなのだが。
さて、それと同時に「羽生結弦氏」とは、本当に「アスリート」とか「国民的アイドル」という、多くの人に元気を与えたり愛でられたり消費されたりする、そんなカテゴリーの人間なのであろうか?
それこそが「本当に気のせい」なのではないかと、私は自分の極薄だった認識を急に疑い始めてしまった。
ビジネスマン的な「野心家」「超ハイスペ男性」としての羽生結弦
彼の、プロに転向のタイミングやナルシスティックとも取れる自己演出の徹底ぶりなど、古くは中田英寿とか本田圭佑のような、「サッカー界のアイコン的存在であり実業家」みたいな、自身の色々な野望を成し遂げていく「野心家」「超ハイスペ男性」という方が彼にはむしろしっくりくるのではないだろうかと思い始めている。
そうなると話は違ってきて、今回の離婚報道で彼らの結婚期間が105日間だったということにがぜん注目してしまう。105日しか続かなかったということではなく、105日で離婚発表するぐらいもっと手前の段階で「彼が離婚を決断していたであろう」というところに、羽生結弦氏の「超ハイスペ男性たるゆえん」が見て取れてしまい、私は今、カサついたわが膝を打ちまくっている。
それというのも最近、二人の女性から同じような相談を受けていて、彼女たちの夫がまさに超ハイスペ男性たち。夫婦げんかやすれ違いの末、離婚までのカウントダウンが始まってしまったのだが、けんかや離婚話はしたものの、一人の妻は本気で離婚する気はなかったし、もう一人の妻の方は1週間経ったら間違いだったと気づいたそうで、今ではどちらも復縁を望んでいる。