毎日欠かさない僕のルーティン

毎日、同じ時間に眠るために、一日のルーティンは欠かせません。

朝五時に目を覚まし、朝食のあとに一時間のマラソン、午前はデスクワーク、午後一時にかるいランチをとります。午後は打ち合わせなどの面会に当てて、夕方五時に夕食。夕食後に一時間のウォーキングをして、雑事をこなしたら、入浴して、一〇時には就寝。このルーティンは、三六五日、ほぼ毎日変わりません。合間に読書をしたり、ぼんやりすることも忘れません。

こんなふうに言うと、驚くひともいるでしょう。毎日毎日、同じ時間に起きて、同じ時間に寝て、その間にやることもだいたい決まっているなんて、「ストイックすぎる」「なんて退屈でつまらない人生だろう」とあきれるひともいるかもしれません。

僕からするとストイックという感覚はなく、どちらかというと、自分がいちばん心地よく仕事をし、その成果を上げるためであったり、常にリラックスした心と身体のコンディションをキープするため、できるだけストレスを溜めないためには、どうしたらいいのだろうと、時間をかけて試行錯誤した結果、やっと見つけた発明のようなタイムスケジュールなのです。

ジョギングをする男性
写真=iStock.com/T-kin
※写真はイメージです

誰でもそのひとなりのルーティンがつくれるはず

僕がエッセイストであり、経営者だからできることでもありますが、誰でも今の環境の中で、そのひとなりの最適なルーティンはつくれるはずです。

たとえば、朝の習慣をつくってみる。もしくは眠る前の習慣をつくってみるだけでも、日々の暮らしにリズムはできます。そのリズムを大切にすることで、常に自分がリラックスしている状態をキープするのです。

時間がばらばらで、何が起きるかわからない中で、その対応に自分が振り回される毎日は、自分が自分でなくなる疲れ方と言いましょうか、とにかくリラックスからは程遠い毎日になってしまいます。

それでよく眠れるはずはありませんし、身体も心も壊してしまいます。不必要な緊張感が生まれたり、不安にさいなまれたりして、そのぶん、眠りも浅くなってしまうでしょう。充分に眠れないと、生活のリズムもさらに崩れてしまいます。