自分を偽らずに提供できる「価値」を発信する
書くと簡単に見えるかもしれません。でも、少しずつ軌道修正(苦悩も公開する、悩みや考えたことも出す、フォロワーさんから搾取することはしない、企業案件を受けないなども、私なりのセルフブランディング)しながら、信頼を積んできたつもりです。
自分を偽らず、提供できる「価値」を発信し続けて、コツコツ(感覚としては1年以上、直接的なリターンはなくても発信し続ける。広告費やコストを払っていないのだから、時間を使って育てる)発信していくとどうなるか? 気づけば周りに人が集まり、自分業ができるようになっています。
ちなみに、私はヨガもプレミアムVoicyもnoteも「あなたの悩みを解決します」「こんな経歴があるから買ってください」なんて売り方や見せ方を1回もしたことがありません。が、買ってもらえています。これはフォロワーが多いからではありません。フォロワー数が多いだけで売れるわけではない。セルフブランディングをしてきたことが響いています。
マーケティングはセリングを不要にすること
ピーター・ドラッカーは「マーケティングはセリング(売る行為)を不要にすること」としています。「売れる仕組みづくり」ですね。では、ブランディングとは何でしょうか? ブランドを認知、連想してもらうことで「売れ続ける仕組みづくり」をすることです。
マーケティング担当、プロダクト開発担当、広報担当など、さまざまな役割を1人で同時にやるのは無理ですよね。
でも、「セルフブランディング=売れ続ける仕組みづくり」が、これらの役割を果たしてくれます。この仕組みは複利の力で大きくなっていくものなので、早く始めれば始めるほど効果的です。
弱きものは「知恵」を使って、継続できる仕組みづくりをがんばるしかない。皆さんは、セルフブランディング、していますか?
外資系メーカーに16年勤務し、うち6年は管理職として活躍。長時間労働が当たり前の中、「分解思考」で時間を捻出。ワンオペ育児をこなしながら残業0時間を達成し、チームを社内表彰に導く。その傍ら、発信業・不動産賃貸業・ヨガインストラクター、メンタルオーガナイザー、ライフオーガナイザーなど、会社員以外での収入経路を次々と確保。2020年4月に会社員を卒業。音声メディア「voicy」では1000万回再生超えを記録し、トップパーソナリティとして活躍中。2020年にはヨガスタジオ「ポスパムfukuokaスタジオ」を立ち上げ、代表を務める。2児の母。著書に『やめる時間術 24時間を自由に使えないすべての人へ』(実業之日本社)、『「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。