スマホでの作業効率を上げる方法はないか。企業のDXや業務改善コンサルティングを行う岡田充弘さんは「私はホーム画面をスワイプしなくてもいいように1ページに収めています。多くても2ページが推奨です」という――。
スマートフォンを操作する手元
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iPhoneが登場して15年

2007年にApple社がiPhoneを発表してから早15年が経ちます。その1年後にはGoogle社が開発したAndroid搭載端末が発表され、そこを皮切りに世界中でまたたく間にスマホと呼ばれるコミュニケーションデバイスが普及していくこととなりました。

スマホが登場した当初は、携帯電話にインターネットやメールのような付加機能が加わった程度にしか見られていませんでしたが、その後アプリの数が爆発的に伸びたことで、“人間に最も身近なコンピューター端末”として多くの人が認知するようになりました。

そして現在では、かつてでは考えられないくらい豊富な種類のアプリが出回るようになり、しかもそれらが無料で手に入ってしまう驚くべき世の中になりました。

アプリの栄枯盛衰

ただ一方で、あまりに豊富すぎて、ユーザー側から見ると、一体どのアプリが最も便利なのか、最も自分の仕事に合っているのか、といった判断が難しくなってきているのもまた事実。

実際アプリにも栄枯盛衰があって、昔あれだけ騒がれたあのアプリは一体どこにいった? ということもよくあります。特にクラウドストレージやチャット、ノートアプリといった類いは競争も激しく、話題の中心から忽然と消えてしまったものも少なくありません。そういった場合には、アプリ乗り換えに伴うデータ移行がけっこう面倒だったりします。であれば、初めから消えなさそうなアプリに絞って運用したい、と思うのが一般的なユーザー心理だと思います。