やたらと比較してくるときには「イエスバット法」で切り返す

「親戚の○○ちゃんは、賞をもらうほど優秀だ」などと、何かと成長や勉強を人と比較されてあれこれ言われると、言葉には出さなくても暗に「母親がちゃんとしていれば」と言われているようで嫌な気持ちになるという方も多いと思います。

また、それを子どもの前で言われると、子どもまで嫌な気分になっていないか気になりますね。

そんなときに活用したいのが「イエスバット法」での切り返しです。

人は、まず自分の意見を受け入れてもらえると、相手の話にも耳を傾けようという気持ちになります。そこで「へえ、そうなんですね」という興味なさそうな返事や、「よその子と比較しないでください」「うちの子だって頑張っています」と正面から否定するのではなく、義母の話を一旦受け入れてから、お子さんの良いところをしっかり伝えてあげるのです。

例)「そうなんですね。○○ちゃん、優秀ですね。きっと勉強が好きなんですね/○○ちゃん、今何年生なんですか?」
「そうそう、うちの○○は、サッカーが好きなんですよ! こないだも、サッカーの試合で……」

こんな風に、まずは、義母の話につきあってから、たっぷりとお子さんの良いところを褒めて聞かせましょう。

腕相撲をしながらにらみ合う母と娘
写真=iStock.com/Motortion
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教育方針の違いには、感謝+意思を伝える

孫がかわいいのはわかるのですが、受験や家庭での教育方針にまで口うるさく意見をしてくるという場合も困りますね。

「お言葉ですが、うちはこういう教育方針なんです」「ご心配には及びません」とビシッと言いたくなりますが、やはり波風が立たない言葉選びも大切です。

一方、我慢をして黙っていたり、「あ~、はい、そうですね」と曖昧な返事をしたりすると義母の介入がどんどんエスカレートする恐れがありますので、そうならないうちにしっかり意思を伝えたいところです。

まず、意見を言う前には、緩衝材として「○○(子どもの名前)に期待してくれてありがとうございます」「○○(子どもの名前)を大切に思ってくれてありがとうございます」と感謝の言葉を伝えておくとよいでしょう。これで、「孫をかわいく思う気持ちは、ありがたく受け取っています」と伝えることができます。

次に、育児に関する世代間ギャップがある場合です。今では、夫も育児に積極的に参加している家庭が多いですが、親世代は子どもの教育は、母親の役目という家庭が大半でした。

そこで、「二人で相談して決めた、これがうちのスタイルなんです」「夫と話し合いながら一緒に子育てしているので安心してください」と夫婦一緒に子育てをしているということをわかってもらいながら、干渉せずに温かく見守っていてほしいと意思を伝えてはいかがでしょうか。

それでも、まだ、あなたに向かって口うるさく言うようでしたら、「私より、夫のほうがしっかりしているので、何かあれば夫に言ってくださいね」と、夫に間に入ってもらってもいいですね。ただし、この場合、夫と事前に打ち合わせをしておくことをおすすめします。