企業の現場担当者に調査

新型コロナウイルスの感染拡大が収束して、景気が本格的に回復するのはいつになるのか──。そんな景気予測に役立つのがPMIです。PMIは、Purchasing Managers’ Index(購買担当者景気指数)の略で、企業の購買担当者に、新規の受注や生産などの経済活動が前月と比べてどうだったかを聞き取り調査し、結果を指数化したものです。

カラフルなグラフ
写真=iStock.com/decisiveimages
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数値が50を超えていれば、経済活動が前月比で増加したことを示しますし、50なら横ばい、50未満は減少となります。PMIは民間の調査会社が公表していますが、auじぶん銀行では日本で代表的なIHSマークイット社が算出するPMIを提供しています。

PMIの見方

PMIは、企業の現場の声を反映した数値ですから、経済活動の変化を素早くキャッチすることができます。

また、GDP(国内総生産)などの公式的な経済指標は年に4回の公表ですが、PMIは毎月公表されますので、いち早く動向を知ることができる、景気の先行指標として利用されています。