緊急事態宣言が解除され、飲食店では酒類の販売も解禁されました。飲みニケーションが復活する可能性は高くなり、参加したくない場合もでてくることでしょう。話し方コンサルタントの阿隅和美さんは「飲み会の断り方には伝え方の順番に極意がある」といいます――。
お酒のグラスにバツマークのジェスチャーをする女性
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緊急事態宣言が解除されても「あなたとは飲みたくない」

実は、最近「飲み会のうまい断り方はないですか?」と相談を受けることが度々ありました。

「どうして?」と聞くと、「コロナ前から職場のメンバーだと仕事の延長になってしまうのであまり気が乗らなくて」「感染予防のためできるだけ控えたいんです」と言うのです。

今の時期、飲み会を開催している相手を非難しないように断るのは、本当に難しいですよね。

断り方も言い方ひとつで丸く収まる

罹患数が減り、緊急事態宣言が解除されて自粛解除ムードになったときにも、そもそも飲み会には行きたくないと思う人もいるのではないでしょうか。仕事やプライベートなど日頃から付き合いがある相手に誘われた時、はっきり断るとその後の人間関係に支障をきたしそうで躊躇してしまう。とはいえ、本当は行きたくないけど、付き合いで参加してしまい、お金と時間の無駄で後悔した、なんてことは避けたいところです。

モノの言い方ひとつで、角が立たないように、丸く収めることができます。そこで、今回は、コミュニケーションを大切にするビジネスパーソンならぜひ知っておきたい、飲み会のうまい断り方について考えてみましょう。