やりがいのある人生を生きるための“複業”
2018年以降、副業を解禁する企業が増えている。しかし、実際はNPO法人などが多かったり、社内で公言や申請したりするのははばかられる、という企業も少なくない。一方で、会社を挙げて社員の“複業”を支援する企業もある。
複業研究家の西村創一朗さんは、これからの時代に必要なのは“副業”ではなく“複業”だと語る。
「スキマ時間のお小遣い稼ぎが副業。複業は、本業を持ちながら別の場所でやりがいを得る働き方を目指すものです。人生をより豊かにする、ニューノーマル時代の新しい働き方のスタイルとなります」
リモートワークが進んだことで、複業しやすい環境が急速に整った。特にIT系企業などは、世の中のデジタルスキルのニーズの高まりや自由な社風から複業経験者が多い。
大企業でも社員の複業を積極的に応援しているのが、富士通やNTT東日本・西日本など。社内に複業コミュニティーがあって、多くの社員がチャレンジしている。