調査でも判明、世帯年収の高い女性ほど調理器具にこだわる

少し前の調査ですが、博報堂研究開発局の「料理行動に関する調査」(2015年)を見ると、同じ傾向がみられます。首都圏在住の既婚女性を対象としたもので、50代~60代の世帯年収600万円以上をH層(平均世帯年収1027万円)、300万円以上600万円未満をM層(同444万円)、300万円未満をL層(同181万円)として集計しています。

調理に関して習慣的にやっていることとして、「加熱方法ごとに適した調理道具・鍋を選んで使う」と答えた人がH層では42%であるのに対し、L層では26.3%でした。「同じ加熱方法であっても、さまざまな調理道具・鍋を使い分ける」と答えた人もH層では31.3%であるのに対し、L層では19.2%と差がありました。

盛り付けも工夫しています。「料理や食材の彩を意識して盛り付ける」と答えた人がL層では45.5%であるのに対し、L層では19.9%にとどまっています。世帯年収の高い女性は、調理方法や料理の見た目にこだわり、おいしく楽しく食事ができる工夫をしていることがわかります。

調理・調理器具・調理家電・盛りつけで習慣的にやっていること

お金持ちは長く使うことを前提にモノ選びをする

お金持ちは調理器具に限らず、買ったものは長く使う傾向があります。財布、洋服、車も、気に入ったものを長く使います。言い換えれば、長く使うことを前提にしてモノ選びをしていることになります。

とくに財布にこだわっているお金持ちは多いようです。家計見直しの相談料を受け取る際に相談者の財布を目にすることになりますが、「この財布はこの部分が使いやすいんです」と熱心に話をしてくれる人もいます。

財布は買い換えようと思っても、なかなか気に入るものは見つかりません。だからこそ、気に入ったものを見つけたら、大事に長く使っているのです。

「お金持ちは長財布を使っている」と聞いたことがある人も多いと思います。その理由はお札をたくさん入れるのに都合がいい面もありますが、長財布のほうがお金の管理がしやすいのもメリットです。

さらに長財布の中でも札入れの部分が2つに分かれているものを選ぶ人が多く、お札とレシートを分けて入れています。そのほうが「お札はどのくらい入っているか」がわかりやすく管理しやすいからです。

逆にお金の貯まらない人の財布は、レシートやカードで膨らんでいたり、お札が乱雑に入っていたりすることが少なくありません。財布が乱れている人は、お金の使い方も同じように乱れている可能性が高いのです。心当たりのある方は、財布から見直してみてはいかがでしょう。

藤川 太(ふじかわ・ふとし)
ファイナンシャルプランナー

生活デザイン代表取締役社長。自動車会社で燃料電池自動車の研究に携わった後、FPに転身。家計の個人相談の普及を目指して2001年に設立した「家計の見直し相談センター」では、すでに3万世帯を超える家計診断を行っている。家計管理、生命保険、資産運用など幅広い分野に精通。『やっぱりサラリーマンは2度破産する』など著書多数。 生活デザイン株式会社 オフィシャルサイト