投資がうまくいく人といかない人には明確な違いがある
今月、私は新しい本を出しました。私にとっては30作目の本なのですが、実は初めて「投資」というテーマにフォーカスした本なのです。タイトルは『あなたが投資で儲からない理由』というちょっとドキッとするものです。私自身が40年近く証券会社で仕事をしてきた中で数多くの個人投資家の相談を受けたり接したりしてきましたが、投資でうまくいく人といかない人には明らかにはっきりとした特徴があります。最所に投資で成功する人に共通するポイントを挙げてみましょう。
1.勉強をしたり、調べたりするのが好き
2.どんな情報でも信用せず、必ず自分で確かめる
3.人と反対のことが平気でできる
4.「朝令暮改」も平気
といったことが挙げられます。
知識と強いメンタリティーが必要
まず投資はそれほど簡単なものではありません。最低限必要な知識とある程度強いメンタリティーを持っていないとなかなかうまくいかないのです。
「でも、株式投資ならそうかもしれないけど、投資信託とかだったら任せておいても良いんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、任せると言っても、それは“運用を任せる”だけのことであって、必ず儲けてくれるわけではありません。
そして儲かっても儲からなくてもその責任は運用した人ではなく、任せたあなたにあります。したがって、投資信託を購入する場合でも運用を任せるに足りうる会社なのか、どういう運用をしようとしているのかということを理解した上で少なくとも次の5項目は購入にあたってあらかじめ調べておく必要があります。