週末ホカンスに切り替え

【高杉】9月に卒業した先輩は、内定先や家族に言われて卒業旅行をやめたそうです。その代わり、入社後、コロナが落ち着いた時期に毎週末ホカンスをしたって。卒業旅行で行くはずだった3泊4日を、週末ごとに分散して楽しんだみたいです。

「内定先から卒業旅行を止められて行かない人が多い」と指摘する工藤くん。
「内定先から卒業旅行を止められて行かない人が多い」と指摘する工藤くん。

【工藤】周りから行かないように言われた人は多いですよね。4年生の人に聞いたら、「バイト先や内定先から行かないように言われたから行かない」って。後は、祖父母と暮らしていて、うつしてはいけないっていう責任感からやめる人もいます。でも、皆本当は、コロナがなければ行きたいんですよ。行きたくない人はいないと思います。

【加藤】知り合いに、春から群馬で教員をする予定の人がいるんですが、学校側から「卒業旅行には行かずに早めに群馬に来てくれ」って言われたそうです。本人は、生徒に迷惑をかけたらいけないから、もともと旅行には行かないつもりだったって言っていました。

【鈴木】私の先輩は、オンライン海外ツアーのインド旅行に参加していました。

【加藤】旅行に行けないからって、新しい趣味を始めた人もいますよね。友達はカメラを始めて、一人で田舎に行って写真を撮ったりしているみたいです。

一人旅に出かける若者が増加中

【原田】旅行に行けなくなったことが、新しい趣味を見つけるきっかけになったわけだ。ホカンスもそうだけど、コロナで若者の休日の過ごし方が少し変わってきているのかもしれないね。街から離れた場所なら密も避けやすいし、プチ旅行気分も味わえるしね。でも、今の若者にとって一人旅ってアリなの? ちょっと寂しい気もするけど。

【齊藤】全然アリですよ。僕はコロナ前から一人旅が好きで、日帰りで関東近郊に出かけたりしていました。

【加藤】僕も一人旅は好きですね。まあ、友達がいないから一人で行くしかないっていうのもあるんですけど(笑)。以前はよく一人で、軽井沢1泊2日とかでスノーボードをしに行っていました。