「疲れがとれない」「眠れない」「頭が痛い」「肩こりがひどい」「イライラする」……、40代以上の女性によくある不調。もしかしたら更年期障害の症状かもしれない。こうした不調を男性パートナーに伝えながら協力して更年期障害を乗り越えるためのコミュニケーションツールが「wakarimi(ワカリミ)」だ。代表の高本玲代さんは、自身の体験をもとに、この事業を立ち上げた――。
2人の娘と高本玲代さん(左)
写真=本人提供
2人の娘と高本玲代さん(左)

更年期世代カップルのコミュニケーションを支援

女性のLINEには朝いちばんに、体調を尋ねるメッセージが入る。「よく眠れず疲れが取れていない」「体調はいいけど気分は落ち込み気味」といったメッセージを返すと、そのメッセージがパートナーに伝えられる。

wakarimiから女性に送られるメッセージの例(写真=本人提供)
wakarimiから女性に送られるメッセージの例(写真=本人提供)

そんなふうにパートナーとのコミュニケーションを促すのが、高本さんが運営する「wakarimi」だ。冒頭のように、その日の女性の体調がパートナーの男性に伝えられるほか、更年期や女性の健康に関するクイズが出されることもある。また、「相手に対して感謝していること」「休日にしたいこと」などの答えを共有したりすることもある。コミュニケーションを改善するためのアドバイスが受けられるほか、2人で行うワークショップなども配信される。

「今は男性も女性も忙しく、休日も疲れています。会話もだんだんなくなって、『相手は自分のことを全然わかってくれない、自分のことを気にかけてくれない』と、お互いに疑心暗鬼が広がってしまう。そこで、その日の体調だけでなく、お互いが考えていること、感じていることをうまく引き出し、言語化して相手に伝えられるようコミュニケーションの手助けをするのがwakarimiです」