2.プレゼン本番ではテンションを2倍に上げる

オンライン会議では普段のまま話すと、声の強さが半分ぐらいになってしまいます。ですので、テンションを普段の2倍にアップして、少し大きめの声で話し、表情も明るくする。特に自分がプレゼンする場合は、声や表情に気をつけましょう。実は、TVに出ている芸人さんも、実際に見るとかなり大きい声で話していますし、動きや表情もオーバー気味。でもTV画面では、ちょうどいいボリュームに聞こえますよね。

しかし、私たちは芸人さんではないので、「テンションを2倍に」と言っても、いきなりそれができる人は少ないですよね。ですので、本番前にZoomなどの録画機能を使ってリハーサルをしておくといいでしょう。自分のカメラ写りから声の大きさ、話し方などをチェックし、改善するべき点を探ります。特に音声は、自分が実際に話している瞬間からワンテンポ遅れて相手のデバイスに届きますので、その時間差を把握しておいたほうがいいですね。自宅でパソコンやスマホを2台並べてみて、どのぐらい遅れるかチェックすると分かりやすいです。

3.現在地を確認しながら進める

オンラインでは自分が一方的に話していると、聞く人の集中力が途切れてしまって、手元では違うことを始めているという状態に陥りがち。まずプレゼンの時間を短縮し、リアル会議で1時間の内容なら45分ぐらいに収めるように心がけましょう。

それでも、相手が参加するタイミングを作らないと、最後まではもちません。プレゼン資料でデバイダを挟む切り替えのポイントで「ここまでご理解いただけましたか」と問いかけつつ、進めていくようにしましょう。レスポンスとして、参加者に「わかりましたらOKと指でサインを作ってください」とお願いするといいですね。参加者が2人、3人ならいいのですが、5人以上いる場合、一斉に声で答えてもらうと音声がうるさくなってしまうので、無言でできるアクションにします。Zoomには拍手機能もありますので、それを活用するのもいいでしょう。

切り替えポイントで現在地を確認しながら進める