数学的な感性を養い、創造力に磨きをかける
数や数式なんて見るのもイヤ!という人でも、アートを入り口にすれば、きっと数学を見る目が変わるはずです。
数学的な論理と芸術的な感性は密接に結びついているもの。数学とアートを融合した本も最近は増えつつあります。上で紹介した本には、「フラクタル」という数学の概念や、幾何学的な要素で織りなされた絵などが載っています。ページを繰っていけば、「数学って美しい!」と感じるはず。そして、その美しさと数学の関係に興味が湧くでしょう。
この類いの本から、徹底的に考えられた数学的な構造の背後にある美の表現というものをたくさん学びました。私はジャズピアニストとしても活動していますが、数学は、表現力や創造力に確実に影響を与えていると感じています。