恋愛のときめきは、精神的幸福感をもたらす

アンケート調査のきっかけである「死ぬまで恋愛」は少数意見ではなく、約6割の女性が「思う」と回答(図11)。特に、就職氷河期世代と呼ばれる40代に多く、次いで50代。恋愛至上主義はバブル世代特有というちまたの定説を覆す結果になった。「恋愛は女性がキレイになるスイッチ」と自身のために恋愛を必要としたり、「愛する人と生き方や仕事を共有したい」人も。思わない人には「恋愛に興味がない」「恋愛以上に趣味や仕事が充実している」との意見も。「恋愛体質の人が不愉快」と、恋ばかり考える人への嫌悪感を抱く人も少なからず存在する。

また、大人の恋愛では、肉体の交わりよりも精神的なやすらぎを求める人が多くなるのが特徴(図12)で、肉体関係の有無では測れない恋で、一生ときめいていたいようだ。年代問わず、異性などに恋愛感情を抱いている人の幸福度は、おおむね高い(図14)。相手がタレントだろうと、恋するときめきは自身を輝かせ、仕事にハリをもたらす結果、幸福感が増すよう。「一生恋愛」は、どの年代にもある女性特有の願望とわかった。キュンとときめく恋ゴコロを持ち続けることが人生には必要なようだ。

イラスト=平野瑞恵 写真=iStock.com

戌亥 真美(いぬい・まみ)
プレジデントウーマン編集部