【4】住宅ローン
プロの借り換えサポートで、100万円単位でローンを減らす
・10年以上前にフラット35で契約
・残債が1000万円以上ある
・返済期間が10年以上残っている
・借入時の金利が、今より0.5%以上高い
数千万円の住宅ローンは、金利のわずかな変化によって、支払総額が数百万円も変わってくる。
そこで検討したいのが、住宅ローンの借り換え。3000万円のローンがあと30年残っているなら、金利1.5%から0.9%のローンに乗り換えるだけで、残債を300万円以上も減らせる。
もちろん、借り換えには手数料や印紙代などの諸経費がかかるが、住宅ローンが1000万円以上残っている人なら、それらを含めてもおトクになることが多いのだ。
高金利な時代にローンを組んだ人なら、金利が下がっている今こそ借り換えのチャンスといえる。そこで今、注目を集めているのが、住宅ローンの借り換えを手助けしてくれるコンサルティングサービスだ。たとえば、株式会社MFSでは、Webサイト上で必要項目を入力するだけで、個別の状況に応じた低金利ローンを表示する「モゲチェック」という無料サービスを提供。それを見て借り換えを希望すれば、金融機関との交渉や申し込みの事務作業を代行してくれる。こちらは成功報酬制で、返済軽減額の10%だという。
「借り換えのコンサルを利用すると、時短になりますが、コンサルフィーが数十万円かかるので、節約効果をとるなら自分でやったほうがいいかもしれません」と花輪さん。「提携金融機関が銀行だけというコンサルの場合は、フラット35や信用金庫が選択肢に入りません。一番有利な選択をしたいなら、セカンドオピニオンとして、日本FP協会所属のCFP(R)に相談するのもひとつの方法です」