ただ、格安スマホにも弱点がある。契約数に応じて最適な回線を借りているので、通勤時や昼休み、仕事終わりなど、みんなが一斉にスマホを使う時間帯や混み合う場所では、通信速度が遅くなることがある。メールやウェブサイトの閲覧ではさほど影響がなくても、動画視聴や地図アプリではストレスを感じるかもしれない。また、電話のかけ放題プランは5分以内無料が一般的。長電話をすると通話料が割高になる。

そういった点が気にならないなら、格安スマホへの乗り換えを検討してみよう。乗り換え先の回線が契約中のキャリアと同じなら、使用中のスマホをそのまま使える(対応端末の確認は必要)。キャリアメールやキャリアのサービスは利用できなくなるが、回線表示はキャリア名のままなので、見た目には違いがわからない。

回線が異なる場合も、SIMロック解除をすれば、今のスマホを利用できる。ショップでも手続きできるが、電話やアプリ、パソコンのマイページから申し込みをすれば手数料無料で解除できる。

▼注意! ここに意外な落とし穴
キャリアのスマホと自宅のインターネットのセット割を利用している人は、格安スマホに乗り換えるとその割引が消滅する。長期割や家族割なども考慮しつつ、得になる選択をしよう。