▼MERIT 1
文字を大きくでき「見て理解」しやすい
電子書籍を使っている人の多くが、紙の本を基準にした文字サイズにしているようです。しかし、文字サイズを自由に変えられるのは電子書籍の大きなメリットの1つなので、思い切ってサイズを大きくしてみましょう。
iPadなどのタブレット端末やスマートフォンの画面を指でタッチすると、フォントの「切り替えバー」が現れます。そこで希望のフォントサイズを選択すると、文字の大きさを自由に変えることができるのです。文字のサイズを大きくすると、文字を「見て理解」しやすくなるので、速いスピード感で読書を進めていくことが可能になります。
しかし、文字サイズを大きくすれば、ディスプレーに表示できる文字数は減ります。特にiPadのようなタブレット端末だと、画面に表示される文字数がかなり少なくなりますが、少ない文字数のほうがパッと見て、ある程度の内容を把握できるという利点もあります。
Before/紙の本に合わせて最初は小さめのフォントに設定されているので、読みにくく感じる。
After/表示される文字数は減るが、一つ一つの文字が大きくなり、目に留まりやすい。
▼MERIT 2
読み直したい部分を一発で探し出せる
知識や考え方を学ぶビジネス書などを紙の本で読む場合、気になった部分やわからない箇所に線を引いたり、付せんを貼ったりするという人もいるかと思います。電子書籍でも、指先ひとつで簡単に文章の一部にマーカー風の線を引いたり、しおりのようなブックマークを付けたりすることができますよ。紙の本は1度書き込むと残ってしまいますが、電子書籍ではすぐに消すことも可能です。後日その本を読み返しても、「マーカーが引かれた部分にしか目が行かない!」というようなことがありません。
また、ブックマーク機能もとても便利です。後で読み直したいときなどは、各ページに表示されるブックマークのアイコンをとりあえずタップしておきます。読み直すときは、ツールバーにあるメモ状のアイコンを選べばOK。ブックマークがリスト化されて表示されます。タップすればすぐさま該当ページに移動できるので、ページを探す手間も省けます。
Before/気になる部分が出てきたら、アイコンをタップして、ブックマークを付ける。
After/ブックマークを付けたページがリスト化されて、探しやすい状態に。