※本稿は、「プレジデントウーマン」(2018年8月号)の掲載記事を再編集したものです。
CASE1
一般的な金融関連講座に積極的に参加。苦手分野を選んで受講している。
仕事内容:金融業/事務
年収:800万円
資産(不動産を除く):3300万円
投資歴:15年
資産運用&投資内容:定期預金、外貨預金、投資信託、確定拠出年金、組合出資
家族構成:既婚・子どもあり
子供の頃はお年玉などを金融機関に一定期間入れておくと、お金が倍になって返ってきました。しかし金利が下がると、定期預金だけでは貯蓄額は増えず……。その経験が資産運用や投資を始めるきっかけになったように思います。
大学やカルチャーセンターなどで社会人向けに行われる金融関連講座や講演会に参加して投資について学びました。今までで最も役に立ったと感じたのは、日本証券業協会主催の「はじめての資産運用講座」。
全国各地で投資未経験者・初心者向けに資産運用や証券投資に関するセミナーを開催しているので、気軽に参加できますよ。今でもわからないこと、知らないことが多いのですが、経済の循環(景気と金利・為替・国債の相関関係)が理解できました。
また、生活設計にまつわる金融経済情報を掲載している「知るぽると」の講演会もおすすめ。自分の苦手分野や金融知識のレベルに合った講座、中立的な立場のセミナーを選ぶとよいと思います。
投資は、いつどのぐらいの金額が必要か、ライフイベントをもとに計画を立てることが大切。一定の金額を貯蓄できてから余裕資金(長期的運用可能額)を投資に回すと、安定して資産を増やすことができます。自分自身のリスク許容度を理解し、最初は無理をしないことも大事です。
Q:有益情報を得るために心がけていることは?
A:金融関連のセミナーやイベント情報を見逃さない
普段はニュースやネットで日経平均株価や為替をチェックする程度ですが、定期的に情報誌や新聞などのイベント欄にも目を通すようにしています。金融関連のセミナーや講演のリリースを見逃さないようにするためです。セミナーのテキストや金融商品のガイドブックは、たまに見返して勉強し直す際に役立ちます。