私がカバーモデルとして考えていること
――海外でのご経験の影響が大きかったようですが、ご家庭での教育はどうだったんですか?
そうですね、わりと人は人、自分は自分という家庭だったので、友達が持っているからといって、私も同じものを買ってもらえたりすることはなかったですし(笑)。それも影響していると思います。
もちろん私も迷ったり、人と比べたりはしますし、これからもそうなることはあるでしょう。人間だから。でも、今はものすごく情報過多の時代ですよね。インスタグラムとかフェイスブックとか、いろんな人とつながるにはとても便利な半面、他人のプライベートまで垣間見えてしまう。だからこそ、あまりそれに翻弄(ほんろう)されてしまうと、自分を見失ってすごく苦しくなるのではないでしょうか。そういったことからはなるべく解き放たれて、自分自身をしっかり持つほど、純粋に人生を楽しめるんじゃないかと思いますね。
――カバーモデルとして、これから、「プレジデント ウーマン」の読者にどんなことを伝えたいですか?
私は女性として生まれて楽しいと思う瞬間がたくさんあります。これまでの経験から、いろいろなお仕事をさせていただくにつけ、ファッションやヘアメイク1つ取っても本当に幅があるんです。カバーモデルとして、そして1人の働く女性として、女性として生まれたこと、そして、同時に自分なりのキャリアを築くことを誇りに思って生きていけるように、読者の皆さんとともに歩いていけたら、本当にうれしいですね。
シャツ2万5000円/エキップモン(サザビーリーグ)Tel:03-5412-1937 パンツ5万7000円/エアロン(コロネット)Tel:03-5216-6516 イヤリング4万8000円/カオル(KAORU 伊勢丹新宿本店)Tel:03-3358-6385 サンダル9万円/サントーニ(リエート)Tel:03-5413-5333 ※すべて税抜き価格
1984年東京都生まれ。成城大学法学部卒。大学時代に1年間米国留学。2009年、ミス・ユニバース・ジャパン代表に選ばれる。現在は、女性誌を中心にモデルとして活躍。18年4月号より、「プレジデント ウーマン」のカバーモデルをつとめる。
聞き手、文=木下明子(プレジデント ウーマン編集長)