仕事や私生活での「モヤモヤ」を、識者が解決する「プレジデントウーマン」の好評連載。今回の回答者はタレントの光浦靖子さんです。

【今回のご相談】
5歳上の先輩(女)のことで悩んでいます。最初は優しいと思ったのですが、みんなのいる前(飲み会など)で、私のミスをフォローした話を何度もされて、だんだん苦手に。ミスしないよう頑張ったら、「ノーミスじゃん。つまんねー」と言われてドン引きしました。こういう先輩とうまくやっていくにはどうすればいいですか。もう顔を見るのもこわいです。[29歳・サービス・ぶらんく]

お笑いの世界では、そういう先輩は優しい人とされるんですが、一般の社会では笑われることはやっぱり嫌ですよね?

光浦靖子●1992年、大久保佳代子さんとお笑いコンビ「オアシズ」を結成。「めちゃ2イケてるッ!」(フジテレビ系列)などレギュラー番組多数。手芸本『靖子の夢』(スイッチ・パブリッシング)を刊行。

でもその先輩、ただの嫌な人ではないと思います。失敗しても怒らないで笑いに変えようとしてくれてるところなど。きっと、下手なんでしょうね。みんなの前でさらし者にしてるじゃん、みたいないじり方なんでしょうね。

でも、あなたのことを好いているように思えます。だって、本当に嫌いな人のことは、関わらないように、口に出さないようにしますもん。

あなたは自分のことをバカにされていると感じるかもしれませんが、なんていうのかな、いじりたくなるって、魅力なんですよ。芸人はみんな欲しい魅力です。あなたには人から可愛がられる才能があると思っていいですよ。

手っ取り早いのは、あなたが仕事でミスをしなくなることですよね。「つまんねー」も何度か続けばやめるでしょう。飲み会では、「コイツ、昔はほんとに仕事できなかったんだから」くらいのいじりに変わるでしょう。