「前向きなヒロイン」になるか「計算高い悪女」になるか
お菓子を差し入れしたり、爪や髪をほめたり、LINEでかわいく感謝したり。技術職の男にはまねできない“女子らしい気づかい”をバンバンしていれば、「女の子が来てくれて楽しいな」となってたかも。新宿2丁目でもベテランママへのケアは基本だもの。
だけど「挨拶を無視する」まで深刻になると、簡単には修復できないわね……。本当に何とかしたいなら、「いまの状態は寂しいから、嫌かもしれませんけど、飲みに行きませんか」って懐に飛び込んでみるのもあり。意地悪パイセンだからこそ、うまく心をさらけ出せば、2人で酔いつぶれて「男どものバカヤロー!」って叫ぶような展開になるかも。
「そこまでして仲良くなりたくない」って思うなら、無視されようがケロッとして、男性社員とワイワイ楽しくやっていけばいい。てか正直、部長にいじめを相談しちゃってる時点で、そういうタイプじゃない? 部長からSさんに伝わったら事態は悪化するに決まってるもの。「私は若さを武器に、部内の男を全員味方につけてやる」って開き直るのも向いてるかもよ。「前向きなヒロイン」と「計算高い悪女」、どっちでいくか、はっきり決めちゃいな!
構成=中津川詔子 撮影=加藤 梢