3つの貯まる仕組みを徹底解説!
<財形貯蓄>
▼これから家を買うなら「住宅財形」、目的がないなら「年金財形」を選ぼう
財形は「一般財形」「住宅財形」「年金財形」の3種類。住宅財形、年金財形と違い、一般財形は目的がなくても加入できる。ただ、住宅財形と年金財形は、元利合計550万円までなら金利非課税。よって、目的がない場合も、一般財形ではなく年金財形を選択しよう。どの財形の利用者でも、住宅を買うときに「財形住宅融資」を受けられる場合があるので、これからマイホームを買う人はチェック。
<地銀ネット支店の定期預金>
▼金利はメガバンクの30倍も!? 楽しい名前のネット定期が狙い目
地銀は原則として、その地域に暮らす人、企業を相手とするが、地銀のネット支店であれば誰でも利用でき、申し込みもネット上で完了。「ネット支店は高金利な定期預金など、特色ある商品を取り扱うところが多いですが、なかでも金利の高さで目立っているのは『トマト銀行』『愛媛銀行』『香川銀行』など。なかにはメガバンクの30倍の金利がつく商品もあるので、預け先の候補に」(FP 畠中雅子さん)
●スペシャルきびだんご定期預金
〈預入金額〉1万円以上100万円まで
〈1年もの定期預金金利〉0.25%
<愛媛銀行 四国八十八カ所支店>
●100万円限定だんだん定期預金
〈預入金額〉100万円1口のみ
〈1年もの定期預金金利〉0.30%
<香川銀行 セルフうどん支店>
●超金利トッピング定期預金
〈預入金額〉10万円以上100万円まで
〈1年もの定期預金金利〉0.25%
※金利は2016年11月1日現在のもの。
<定額自動入金サービス>
▼メインバンクから自動的に金利の高いネット銀行へ資金を移動
他行口座から、毎月決まった日に決まった金額を引き落とし、自動的に入金するサービスを「定額自動入金サービス」と呼ぶ。いまのところ実施している主なネット銀行は、住信SBIネット銀行、ソニー銀行、じぶん銀行など。いずれも1万円から入金の指示ができ、手数料無料なのも共通。自力で移動させると毎月手間がかかるが、この入金サービスを利用すれば移し忘れナシ。
●じぶん銀行「定額自動入金サービス」
●ソニー銀行「おまかせ入金サービス」
●住信SBIネット銀行「定額自動入金サービス」
ファイナンシャルプランナー。マネーライターを経て、1992年より現職。新聞、雑誌、ウェブサイトなどに多数の連載を持つほか、セミナー講師、講演、個人相談、金融機関のアドバイザー業務、金融関連の調査業務、公的機関のアドバイザー業務などを手掛ける。近著に『サヨナラ お金の不安』(主婦の友社)がある。