プレジデント ウーマン 2017年5月号が発売になりました。特集の編集担当から最新号の見どころをご紹介します。
仕事に前向きに取り組む女性にとって、なぜビジネスマナーは必要なのか。それを考えることからこの特集は始まっています。
読者にもヒアリングをしました。
「笑顔は大事と言われるけれど、佳境のとき笑顔でなんていられない」
「丁寧すぎる言葉遣いは、かえって嫌な印象と言われたことも」
「でも、女性らしくあって、という周りのプレッシャーもある」……。
そこから、「失敗したときに、だから女はだめなんだよ! と言われて、本当に悔しかった」という話に。ひとしきりこの話で盛り上がりました。
辛いことはあっても、やはり仕事はおもしろい。仕事を通して成長したい。そう思っている人にとって、マナーを学ぶ目的は、当たり前かもしれませんが「仕事がうまくいくこと」に尽きると思ったのです。
新入社員のとき、敬語の使い方や名刺交換の仕方などマナーの基本を一通り学んだ人も多いはずです。これももちろん大切。基本を押さえたうえで、この特集では型どおりにいかないリアルな仕事の場での振る舞い方、コミュニケーションの方法を伝えたい、と思いました。
たとえば、男性上司への反対意見の伝え方。仕事で無理なお願いをされたときの対応方法。感性アナリストの黒川伊保子さんは男女の脳の違いから、働く女性を支援してきた川崎貴子さんは自身の会社での実践例から、アドバイスをします。
もし、仕事で何か行き詰まることがあったとして、その原因があなたのスキルではなく、振る舞い方や話し方にあったとしたら……。
マナーもスキルの一つです。
「もっと」仕事をうまく進めるために、気持ちも新たになる4月、ぜひ手にとっていただけたらうれしいです。