仲むつまじい2人だが、一日中一緒にいて息が詰まったり、けんかになったりすることはないのだろうか?

「それがないんですよ。とにかくよく話しますね。ずーっと話しています。仕事のことも、くだらないことも。今後は講演やセミナー、研修などをもっと増やして、2人で一緒に全国に出ていけるようにしたいねって話していて。お互いの体やプライベートの時間も大事にしながらやっていきたいなと思っています。走ってばっかりじゃなくて、たまには立ち止まってペースを落とすことも考えないと、ですよね」と未千さんは語る。

仕事上のプランを考えるのは妻の担当で、お金のやりくりや事務周りのことは夫の役目。小林さん夫妻は仕事も家事もお互いが得意な分野を担い、補い合っている。お互いの凹凸をしっかりカバーできる関係性であれば、夫婦起業という共働きスタイルはとても魅力的かもしれない。

仕事中の風景。未千さんは5月に『1枚のアンケート用紙で「新規顧客」が「100回顧客」に変わる!』(かんき出版)を出版。

▼主夫・弘和さんの24時間

6:45 起床、朝食準備
7:00 妻を起こす、体温&体重チェック
7:45 朝食&新聞リサーチ
8:30 食事の片付け、ゴミ出し、洗濯物の片付け
9:00 出勤
10:00 始業
11:45 昼食準備
12:10 昼食
12:50 昼食の片付け
13:00 仕事
18:00 仕事終了
19:00 帰宅、夕飯準備の手伝い、掃除機がけ、入浴、風呂掃除
20:30 夕食
21:00 夕食の片付け、洗濯、ホームベーカリーをセット
22:00 TVニュースを見る
23:00 就寝

清水朝子=撮影