「男は~」など、全てを知っているように語らない
「『男はこういうものよ』『男なんてね、みんなこういう考えよ』など、男性の全てを知っているような話し方をしないように気をつけています。好きな人や彼氏といった特定の相手についての相談なので、『男は~』というような一般論を求めているわけではないと思います。それに、結婚しているからといって“男を知っている”ふうに話したら、それこそ偉そうに聞こえてしまいます」(33歳/介護)
「こういう傾向の男性が多い」ならまだしも、「男は~○○である」とひとくくりにして定義付けるのはよくないですよね。こんなレッテル張りをすると、上から目線な雰囲気がさらに強まってしまいそうです。
独身時代と対応を変えない
「独身時代から相談事に対しては、本音でズバズバ答えるようにしていたため、結婚してもそのスタンスが変わらないように気を付けています。結婚して言い方が柔らかくなったり気遣うような言い方になったりしてしまったら、逆に変な気がして……私がズバズバ言う性格だと分かって相談してきてくれているはずですので、結婚前と対応が変わらないようにしています」(31歳/サービス)
既婚者からやたら気を遣われると、相談者がなんだか惨めな気持ちになってしまうこともあります。「気を遣われていると感じさせない」という気遣いが必要な場合もあるのですね。
夫の話は極力しない
「相談に乗っていると、『それ、うちの夫もやるよ!』とつい言いたくなるときがあります。でもそれは相手からすればどうでもいい話です。“私の夫”ではなく“相手の恋する男性”についての相談なので、夫の話題は極力出さないように心がけています。仮に相手から尋ねられたとしても、軽く話す程度ですぐに話を本題に戻します」(35歳/飲食店)
夫の話を出すと、ノロケや自慢と取られてしまうこともありますよね。話の本筋にあまり関係がないのなら、話題にしない方が無難です。
せっかく相談してくれているのですから、きちんと答えたいもの。相談の乗り方はさまざまでしたが、共通するのは、「自分と相手のこれまでの関係を踏まえた上で、どう接するかを決める」という姿勢でした。“ウエメセ”にならないことも大事ですが、その前に「相談してくれてうれしい」という気持ちが伝わっているかどうかという点を意識すると、よい関係を維持できそうですね。
兵庫県神戸市在住のライター。1984年11月5日生まれ。ライターとは無関係の短大へ進学、一般企業で5年ほど勤めた後にライターへ転身。女性向けウェブ媒体で恋愛コラムを中心に執筆中。
編集協力=プレスラボ