1日3回、オフィスに温かい食事が届く

私は今、会社全体をみる役割も担っているので、社員がいかに快適な状態で仕事ができるかをいつも考えています。フレックスタイムは当然のことですが、オフィスの冷蔵庫には食べ物がストックされており、1日に3回温かい食事が運ばれてきます。パーティーもよく開いて、社員同士や外部の人たちとの交流を深めています。みんなをハッピーな状態にすることが私の役目の一つです。

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ソーシャルネットワークサービス「Badoo」(http://badoo.com/

私は現在32歳で1歳9カ月の男の子がいます。夫も弁護士ですが、長時間労働なので、ワーク・ライフ・バランス(WLB)をとるのは非常に困難。それを可能にしているのは、会社のチームの協力、フレックスタイム、そして自宅でも仕事ができる環境があることです。

何があっても6時退社を死守!

私は何があっても必ず夕方6時までに会社を出て自宅に戻り、子どもを寝かしつけて、7時頃からまた家で仕事をします。家で仕事をしているときはスカイプやGoogleハングアウトを利用することも。家事はできる限り夫と分けていますが、私が会社で仕事をしているとき、子どもの面倒をみているのは私の母親です。近所に住んでいるので私が家にいないときは母親が来てくれるのです。

これほどモバイル環境が発達しても、日本ではオフィスで仕事をすることを要求する会社が多いようです。それはWLBからみると、大きな障害になります。社員を信用し、結果を重視すれば、そういう障害を軽減できると思います。

家族に何か起こって、会社にいることができないときでもメールや電話が使えれば、仕事をすることはできます。ネットがどこでもつながることはWLBをとるのに、もってこいの環境ではないでしょうか。

ミシェル・ケネディ
Badoo CEO代理。法律事務所勤務後、2011年、Badooに弁護士として入社。現在は法務だけでなく、CEO代理として、人事やマーケティングを含めたあらゆる部門を統括する立場にある。

構成=Kazumoto Ohno 撮影=Kumi Saito