寝・食・学ぶ、オールインワンの環境で英語漬け

【写真上】生徒から人気抜群の男性講師を中心に、毎日朝と夕、講師と生徒が20人ほども集まりズンバを踊ってリフレッシュ。【写真中】日本から持ち込んだお気に入りの参考書とフットケアグッズが山本さんの留学生活をサポート。【写真下】「元SEなのでパソコン作業は得意です」。パソコンやスマホを使いこなし、すき間時間を活用して効果的に学習していた。

治安の心配をしたり、通学に時間を取られるのが惜しくて、留学先には学校と寮が一体となった「QQ イングリッシュ」シーフロント校を選択した。「シーフロント校は生活のために学校の外に出る必要がありませんし、英語だけにこれほど集中できる環境はないと思います。私は思い出づくりに来たわけではなく、英語を学びに来たのだから、週末もアクティビティーには一切参加しませんでした。だいぶストイックですが(笑)」

0時就寝、5時起床という規則正しい生活を徹底し、平日は授業の予習と復習、週末は持参した参考書で文法や単語の勉強。パソコンやiPhoneのアプリを使い、すきま時間を活用した勉強法も試した。「学校はビーチに面しているので、気分転換に海や星空を眺めたり、学校内でも十分気分転換できました。海を眺めながら食べる食事も、特にパンがおいしくて! ちょっと太ってしまいました(笑)」

フィリピン人講師からアドバイスをもらいつつ、留学中に今後の学習継続方法までプランニングして帰国したという山本さん。今も熱心に英語の習得に励み、帰国2カ月後には、英語で実施された人材開発関連のワークショップにも参加した。「英語が苦手、と敬遠していて出遅れた分を取り戻したい」と、将来的にはTOEICで900点台を目指しつつ、ただ単に海外の知見を入れ込むのでなく、丁寧に対話をしながらみんながハッピーになる人材開発をしていこうと邁進している。

江藤詩文/旅する文筆家
年間150日ほど海外に滞在し、その土地に根ざしたフードカルチャーをメインに、独自の視点からやわからな語り口で綴られる紀行文を雑誌やウェブサイトに寄稿。これまで訪ずれた国は50カ国ほど。女性を中心とした地元の人たちとの交流から生まれる“ものがたり”のあるレポートに定評がある。旅と食にまつわる本のコレクターでもある。現在、朝日新聞デジタル&Wで「世界美食紀行」、産経ニュースほかで「江藤詩文の世界鉄道旅」を連載中。著書に電子書籍『ほろ酔い鉄子の世界鉄道~乗っ旅、食べ旅~』シリーズ全3巻(小学館)。
【世界美食紀行】http://www.asahi.com/and_w/sekaibisyoku_list.html
【江藤詩文の世界鉄道旅】http://www.sankei.com/premium/topics/premium-27164-t1.html

撮影=江藤詩文