卵子の老化についてメディアで報じられるようになって以降、早く産むことが強く勧められるようになりました。でも、本当に40歳は手遅れなのでしょうか?

「子どもは早く産むにこしたことはない。35歳過ぎたら手遅れ」「40歳過ぎたら絶望的」――そんな話があなたの心に重くのしかかっていませんか? 女性も大学を卒業し、キャリアを磨くことが当たり前になりました。だとすると、勉強も仕事も恋も結婚も出産も、23歳から30歳過ぎまでの短い時間に詰め込まなければ、人生の帳尻は合わなくなってしまいます。

イラスト=akayo Akiyama

もし、40歳でも出産が可能なら、生き方はずいぶん変わるでしょう。仕事も勉強もがんばり、気に入らない男には別れを告げ、そうして少し大人になった30代後半で、人生の決断をすればいい。これなら何とかなりそうです。もしそれが、可能なら……。ここでは、産婦人科のお医者さんも気づかない現実の話をしていきます。