補償内容にダブリやムダはないか
補償内容も突っ込みどころ満載な感じです。
S恵が現在加入している保険の補償内容はほぼ表1のとおりですが、必要性の低い補償もありそうです。
たとえば事故によってケガをした場合の補償である「人身傷害」と「搭乗者傷害」。前者は実際にかかった費用や損害額が補償されるため、金額の確認や必要書類の準備などに時間を要し、すぐに保険金を受け取ることが困難です。対して、後者は症状によってあらかじめ決められた金額が迅速に支払われるため、当座の費用を賄うことができます。つまり、当面の費用を預金などで賄うことができれば、「搭乗者傷害」の必要性は低いといえます。
S恵の場合、搭乗者傷害を付けなければ保険料は1060円安くなります。
そのほか、ゴルフセットといった車の積載物の損害補償、外出先でのケガなどの補償、バッテリー上がりや脱輪などに対応してくれるロードアシスタントなど、さまざまな特約があります。どれも付けておきたくなりますが、別途、傷害保険に加入している、JAF(日本自動車連盟)に入会している、といった場合、補償が重複しないかを確認し、不要なものはカットしましょう。
ネット上で見積りができる通販型自動車保険では、補償内容をあれこれ変えることで保険料がどうなるかがわかるものメリットといえます。