仕事で疲れていても、掃除、料理、洗濯に追われ……。本来リラックスできる家の中に、働く女性のストレスの原因となる“めんどう”なことが多いのも事実。そこで、時短家事を提唱する、知的家事プロデューサーの本間朝子さんが、家の中の“不便&手間”を解消する小ワザを公開します。
探し物の手間を省く
「環境が整っていないことによるストレスは、モノ探しにも。冷蔵庫内、食器棚の中など欲しいものが行方不明になる原因は、取りあえずで入れているから。一見キレイに見えるキッチンでも欲しいものを取り出すのに時間がかかるのはムダ。まず動線を整え、さらに同じ種類、同じタイミングで使うものを分類する『グルーピング』で、さらなる時短を実現」
料理:道具・収納・食材を整理し、キッチンに立つ時間を削減
●冷蔵庫の迷子撃退系統分けでストレスなし
探し物が見つからないストレスは意外と大きいもの。奥行きがある冷蔵庫では、ときにミイラ化した食材が見つかることも……。探す手間を省くには、やはりグルーピングが重要。「冷凍庫は、肉・魚・野菜など系統別に分け、立てて収納。夕(朝)飯用に使う食材はあらかじめホーローのバットなどにまとめて冷蔵庫に入れておくと、帰宅してからあれこれ揃える手間がなくなります。また、卵や買い置き食材にはマジックで日付を書いておけば古いものが一目瞭然」
●毎日使う食器はまとめてカゴに入れて
「茶わんやおわんなど毎日使う食器はカゴに収納。そのまましまえるうえに、サッと取り出せて便利です。その日の食事に必要なカトラリー類はファミレス方式でケースにまとめて食卓へ。いちいち並べる手間が省けます。ほかの食器類は違う種類を重ねず、間に余裕を持たせて収納すればワンアクションで取り出せます」
調理器具と同じく、使用頻度の低い特別料理用の器、食器棚に収納しきれないほどの器が本当に必要かの見極めも「めんどう」をなくすコツ。