体幹、柔軟性、神経系を遊びの中で刺激する
興味深いのは、上位に入っている活動の多くが昔からある遊びだということです。
鬼ごっこ。かくれんぼ。縄跳び。アスレチック。海遊び。
つまり、子どもの体力づくりに本当に必要なのは、高価な器具や特別なトレーニングではありません。夢中になって遊べる環境なのです。
ランキングをご覧になって、「なぜ鬼ごっこが1位なの?」「なぜ海遊びやキャンプがこんなに上位なの?」と思われた方もいるかもしれません。実は、上位に入っている遊びには共通点があります。
それは、身体を支える力である「体幹」、しなやかに動く力である「柔軟性」、思い通りに動く力である「神経系」の3つを、遊びの中で自然に刺激できることです。さらに、子ども自身が「もっと遊びたい」と思える楽しさがあることも、大きな共通点です。
運動しているという感覚がなくても体力を消費できる
1位 鬼ごっこは「遊びの王様」
私が一つだけ遊びを選ぶなら、迷わず鬼ごっこをおすすめします。
鬼ごっこは、ただ走るだけではありません。相手の動きを見て予測する。急に止まる。
方向を変える。また全力で走る。この一連の動きの中で、体幹、神経系、持久力が同時に刺激されます。
しかも、「捕まりたくない」「逃げ切りたい」という気持ちが自然と全力を引き出します。運動を頑張っている感覚はなくても、結果として夢中になって体力を使っているのです。まさに、遊びながら体力が育つ代表的な遊びと言えるでしょう。
2位 大型アスレチックは「全身を使う遊び場」
大型アスレチックには、決まった動きがありません。登る。くぐる。ぶら下がる。渡る。跳ぶ。しゃがむ。というように子どもは目の前の状況に合わせて、自分で体の使い方を考えながら進んでいきます。この「どう動けば渡れるだろう」「どこに手をかければ登れるだろう」と考える時間が、神経系にとって大きな刺激になります。
また、不安定な足場では自然と体幹も働きます。一つの遊びの中で、多様な動きを経験できることがアスレチックの大きな魅力です。


