長年メディアの危険性を発信していたのに…
この数日前にも、メーガン妃は英国での暮らしを切り取った30秒ほどの動画を投稿していた。子どもの顔こそ映していないが、自転車に乗る娘や暖炉で足を温める子どもの姿が収められている。
夫妻の相次ぐ投稿に対し「ニューヨークポスト」紙の「Page Six」では、先述のトム・サイクス氏が「アーチー王子とリリベット王女を登場させたことに違和感を覚える」とし、米国の王室コメンテーターのキンゼイ・スコフィールド氏は、「彼は長年、メディアの注目が幼少期に自分に与えたと信じているダメージについて語ってきたのに、今度は自分の子どもたちの幼少期の一部を世間に公開する側に加担しているのです」と指摘している。
ヘンリー一家が帰国した時点では、一家の安全を確保するため、具体的な住所は伏せられていた。したがって、安全の問題をヘンリー夫妻は最重要視していると誰もが思っていたのに……。
こうした不可解なヘンリー&メーガン夫妻の行動は、単なる「世間知らず」で済まされるものではない。
失礼を承知でいわせてもらえば、アメリカでは王室批判と私生活を切り売りしてカネを稼いできたため、常に注目を浴びていないと不安になる「往年のスター」のように、自分たちを追いかける“猟犬”たちに、自ら少しずつエサを与え、忘れられないようにしているのではないのかとさえ思ってしまう。
英国民からの大反発
お騒がせなヘンリー王子一家の突然の帰国は、英国民はもちろんのこと、兄のウィリアム皇太子(44)も寝耳に水だったそうだ。
夫妻の帰国に英国民は厳しい目を向けている。英紙の調査(ザ・タイムズ、8月24日)では、帰国に「否定・反対」が46%、帰国に「肯定・賛成」は27%で、約半数が不快感を示している。
大手調査機関(ユーガブ)の夫妻への好感度調査でも、夫妻に対する好感度は、メーガン妃に好意的22%・否定的65%、ヘンリー王子は好意的33%・否定的58%だった。
こうした英国民の反発に、比較的ヘンリー王子に好意的なチャールズ国王もあわてたのだろうか、国王は、彼らの王室における立場について明確な見解を示した。
9月7日、国王に代わって侍従長から、英国政府の主要高官、軍の高官、夫妻の関係者宛に、ある書簡が送られた。CNNが報じた内容によると、書簡本文は「2020年1月に公務から退き、現在は王室の公務を担うメンバーではないことは周知の事実」「その立場は今後も全面的に尊重される」「サセックス公爵夫妻の現在の地位に変更はない」というものだった。