それでも「英国を愛している」

慈善事業や「友好のため」という名目の海外旅行もたびたび行っていたこともあり、母親のダイアナ元妃の遺産も食いつぶしたとの見方もある。

2人の帰国後の9月2日、トランプ大統領は記者団に問われ「メーガン妃の振る舞いが気に入らなかった。彼女は女王とチャールズ国王に対してひどく無礼だったと思う」とコメントしている。

夫婦が帰国したのは、露出の面でも経済面でも、これ以上アメリカにいても展望が開けないという“焦り”があったのではないか。

だが、不可解なのは、なぜこの時期に? ということだ。

ヘンリー王子は以前、メディアのインタビューで「自分は母国(英国)を愛している。自分の子どもたちに母国を見せられないのは悲しい」と語っている。子どもたちが学齢期を迎えるにあたり、アメリカのセレブコミュニティで育てるよりも、伝統的な英国の教育を受けさせたいという思いがあったのは確かだ。

引っ越し代は2000万円超

帰国に際しては、ヘッジファンド界の大物イアン・ウェイス氏がチャーターしたジェット機を使用したとされている。なんでも愛犬のプーラとミアを帯同するためだという。

ELLE DIGITAL JAPAN(9月7日付)によれば、「10時間のフライトで1時間あたり1万2000ドル(約190万円)の費用がかかるのが航空業界の常識。カリフォルニア州からイギリスまでは大体11時間くらいかかるので、サセックス公爵一家の引っ越し代金は、最低でも13万2000ドル(約2100万円)かかっている」(ヘンリー王子&メーガン妃があっさり帰国できた理由。金銭をサポートする大富豪の正体を探る【ピーチズのOM(F)G!】

帰国後、ロンドン西方・コッツウォルズ地方にある、友人が所有している邸宅を借りている。邸宅に拠点を構え、メディアの過剰な取材から守られた環境で育てようとしていると報じられている。現時点で、定住するための新居はまだ決まっていない。

澄んだ青い夏の空が広がるコッツウォルズ地方
写真=iStock.com/fotoVoyager
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私はコッツウォルズを映画『日の名残り』で知って憧れ、1990年代の中頃、2週間ばかりロンドンに滞在した時に行ったことがあった。

ロンドンから車で2時間くらいのところにある、美しい田園風景が魅力的な丘陵地帯だ。人間より多い羊の群れがのんびり草を食んでいた。

当時私はディズニーの『白雪姫』に出てくるようなキャラクターたちが出迎える鄙びた宿に泊まった。近くのストラトフォード=アポン=エイヴォンにはロイヤル・シェイクスピア劇場がある。私の遠い日の、極上の思い出である。