結婚をイメージできるような生き方ではなかった

その彼が、仮交際で、結婚を前提にお付き合いしたい35歳の女性が現れた。

毎回彼がデートに連れて行ってくれるレストランはおしゃれで、当然毎回費用は彼の奢り。デートでは、彼女の自宅付近に車で迎えに行き、スマートにエスコートする。彼女が登録している結婚相談所のカウンセラーからも「とても素敵な男性で、ぜひ結婚前提のお付き合いを考えたい」と連絡が入っていた。

ただ、デートで選ぶ場所や、いつもスタバのカップを持っていることが気になったのか、彼女から「将来を考えたいと思っているので、ぶしつけながら預貯金はどのくらいありますか?」と聞かれた。

彼は、正直に「150万円くらいです、貯金は苦手で」と答えたという。彼女は、年収も高いばかりか、毎回素敵なお店でご馳走してくれて、夢のような結婚生活を想像していたのに、その金額の少なさに、一瞬で現実に引き戻された。

結婚したら、子供も持ちたい、子供にしっかりした教育を受けさせたい、いつかは家も買いたい、そして老後まで見据えた将来を考えたときに、彼の年収で自分が想像していたよりはるかに少ない貯金額に、不安を感じたらしく、「結婚生活をイメージ出来なかった」と、交際終了の連絡がきた。

彼は、うなぎ上りの収入に合わせて、自分の生活レベルを上げてきていた。水筒を持って節約するという気持ちは持たず、数百円だからとスタバのコーヒーを常に買う。

スタバのコーヒーは彼には小さな支出。だが、その小さな支出が積み重ねられれば、大きな金額になっていく。結婚生活は、いくら年収が高くても、湯水のようにお金を使っていたら、将来の備えや、いざというときに不測の出費が起きたときに対応ができない。

貯金が少ないという交際終了を受けて、「まずは少しずつ支出を貯金に回せるようにしましょうね。今までスタバを毎日飲んでいたのかもしれませんが、まずはこれを二日に一度にするとか、小さな節約を心がけてくださいね」とアドバイスした。

気軽にビニール傘を買う人は要注意

「お金が貯まらない」あるいは「浪費家」のイメージといえば、高額な買い物をしてしまう人だろう。高級外車や、腕時計、ハイブランドのバッグなどを想像しがちだが、実はこうした大きな買い物をする人だけが金遣いが荒いわけではない。

とくにお見合いから半年以内で結婚を決めなくてはいけない結婚相談所の婚活においては、日頃の小さな買い物から「隠れ浪費家」を見抜いていきたい。

例えば、下記のような行動をしている相手は要注意だ。

・毎日出社時に、駅前のスタバでラテを買って出勤する習慣を持つ人

味の好みは人それぞれだが、コンビニのコーヒーの3倍以上はするものを習慣的に買うということは、細かい出費の膨らみを気にしない人だということだ。

・急に雨が降ったら、毎回コンビニでビニール傘を次々に買う人

そもそも、折り畳み傘を持ち歩いていればビニール傘を買う必要もなくなる。モノを大事にする習慣も、お金を大事にしなくてはならない意識も低い。

ビニール傘
写真=iStock.com/mapo
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