公立トップに向くのは「文武両道コミュ強」
また、一貫校の中でも様々な特色があり、自律型と管理型に大別され、子どものタイプに合わせた学校選択が重要だ。自律型の一貫校では5年間遊びに明け暮れ、管理型では大量の宿題に疲弊する人も一定数存在する。
地方によっては有力な中高一貫校が存在しない場合もある。それでもわが道を行くタイプであれば、自律型の一貫校がオススメだ。周囲の影響を受けやすいタイプなら、環境のレベルが高い管理型の寮付き一貫校も検討したい。
一方、瞬発力のある文武両道タイプは、公立トップ校向きだろう。環境変化を刺激として成長できる生徒は、後半戦で急激に追い上げることも多い。
ただし、極めて高い内申点が求められるため、学力に加え、先生や先輩・後輩との良好な関係構築も必須だ。内申点で加点要素となりやすい生徒会活動や部活動実績など、多方面での活動も欠かせない。コミュニケーション力に課題がある場合、学力が高くても最上位高校への入学は難しいだろう。
高校入学後も、勉強と並行して部活・行事に全力投入が前提となる。実技面もハイレベルであり、いわゆる「理不尽系」とも受け取れる過酷な行事が課される学校も存在する。例えば浦和高校では1年次に海で2キロの遠泳や、修猷館高校では十里(約40キロ)を1日で歩く「十里踏破遠足」などが有名だ。こうした校風は合う・合わないが分かれやすく、体力面や集団適応で消耗しやすいタイプには厳しいかもしれない。しかし、この雰囲気が好みならば、学力面のみならず肉体的・精神的にも大きく成長できる環境といえそうだ。


