ケース① 期待からプレッシャーをかけてしまう

「○日から学校だよ」「そろそろ生活習慣を戻そうね」新学期が近づくと、つい先回りして声をかけてしまうことはありませんか?

もし、お子さんがその声掛けを歓迎し、「そうだね、頑張るよ」と返してくれるなら問題ありません。しかし、返事がなかったり、不機嫌になったりする場合、それはお子さんにとって「強烈なプレッシャー」になっている可能性が高いです。

親御さんは「背中を押してあげないと動けないんじゃないか」と心配になりますが、お子さんはその期待を感じれば感じるほど、ストレスを溜め込みます。一時的に無理をして登校できたとしても、結局続かなくなったり、心を閉ざして部屋にひきこもってしまったり……。「期待」は、時として「追い詰め」になってしまうのです。

親の言葉に耳をふさぐ子供
写真=iStock.com/Prostock-Studio
※写真はイメージです

ケース② 「どうせ今年も無理」と諦めている

一方で、「もうこの子は今年度中は無理だろう」「どうせ行かないんでしょ」と、強く諦めてしまっているケースもあります。

実はお子さんは、心の奥底で「なんとかしたい」「変わりたい」ともがいていることが多いのです。それなのに、一番近くにいる親から「あなたには無理でしょ」という空気を感じ取ってしまうと、「自分は親に信じてもらえていない」「やっぱり自分はダメなやつなんだ」と自信を喪失してしまいます。

親の「諦め」は、お子さんの「変わりたい」という小さな種を踏みつけてしまうことにもなりかねないのです。