親ができる最高の新学期準備

「期待しすぎてもダメ、諦めてもダメ。じゃあどうすればいいの?」と混乱してしまいますよね。ここで大切になるのが、「最悪のシナリオを先に受け入れておく」という心の準備です。

そたろう『親が変わると、世界が変わる 不登校・引きこもりを本質的に解決したある母の物語』(Independently published)
そたろう『親が変わると、世界が変わる 不登校・引きこもりを本質的に解決したある母の物語』(Independently published)

もし、3学期が始まっても学校に行かず、昼夜逆転してゲーム三昧の日々が続いたとしたら……。親として、どんな気持ちになるでしょうか?

「学校に行かせられないダメな親だと感じる」「将来への不安で押しつぶされそうになる」「イライラして爆発してしまう」

想像するだけで嫌な気持ちになるかもしれません。しかし、その「嫌だ」「不安だ」「怖い」という感情から目を背けずに、しっかりと感じてあげることが重要なのです。不思議なもので、しっかりと感じると受け入れることもできるようになります。

自分の不安から目を背けたまま、「学校に行きなさい」と言葉だけでコントロールしようとしても、お子さんにはその裏にある親の不安がすべて伝わってしまいます。逆に、親御さんが「もし学校に行かなくても、最悪死ぬわけじゃないし、この子の人生が終わるわけじゃない」と腹をくくり、その不安を受け止めることができれば、お子さんへの過剰な干渉やプレッシャーは自然と消えていきます。

親がドシッと構えていると、お子さんは安心して自分のペースで「じゃあ、どうしようかな」と自分の人生に向き合えるようになるのです。

自分に「ゆとり」を与える

年末年始は、親戚付き合いや仕事始めなどで、親御さん自身も余裕をなくしやすい時期です。親が忙しくてイライラしていると、どうしてもお子さんへの当たりが強くなってしまいます。

だからこそ、まずは親御さん自身が自分に「ゆとり」を持たせてあげることを最優先にしてください。

● 朝、10分だけでも温かい飲み物を飲んでホッとする時間を作る
● ほんの少し、近所を散歩してみる
● 寝る前に簡単なヨガやストレッチをする

たったそれだけのことでいいのです。自分を労り、心に余白を作ることで、お子さんの状態に一喜一憂せず、落ち着いて接することができるようになります。

飲み物を飲んでリラックスする女性
写真=iStock.com/lielos
※写真はイメージです